絵本のイエスと出会う

小学生低学年の頃に学校の図書館で「イエス・キリストと12使徒」という絵本を読みました。「わたしについてきなさい。あなたを人間をとる漁師にしよう」と言われて弟子となってイエスについて行く場面と「わたしがあなたがたにサイフを持たせなかったとき、あなたがたはこまったことがあったか?」というこの二つのイエスの言葉を何故か覚えているのです。使徒が少しずつ増えて最後に12人になったときイエスは教えを述べ伝えるように使徒に命じて絵本は終わるのです。図書館の隅っこで膝を立てて座り絵本を読みながら「これは本当の話だろうか?」と思ったことを覚えています。作り話だと思わなかったのが不思議です。絵本を見てもたいていは作り話としか思わないのに、何故、本当の話なのかしらと思ったのでしょう。不思議です。