口腔外科+歯科

舌表しか診ていなかった口腔外科の研修医が舌裏の炎症に気付いた。随分、驚いて何度も写真を撮った。

「これ、最初からありました?」

「はい、ありましたよ。最初の方が痛かったけど…」

歯に当たっていた部分に水疱が出来て破れてしまったらしい。そこが歯にあたるので非常に痛い。食べ物がそこに触れるだけで痛い。舌裏は白くなっている。こういうのは放っておくと癌化すると聞いている。今回は左側だけど前に右の方も同様になったので歯科で金属クラウンを保険外のに交換してもらったことを話した。すると研修医は金属アレルギーかもしれないと言った。ステロイド軟膏を出しておくので次回の来院まで様子を見て治りが良くないようなら次回、病理組織検査と言った。前回の右側の金属クラウン交換も私が自分で判断して交換してもらった。右側のクラウンは1個だけだったが今回の左側はブリッジだ。歯科で右と同じように保険外で金属クラウンを交換して欲しい旨を話すと歯科医は交換は出来るが交換したから口内環境が治癒するという保障は出来ないとしぶった。右側も保障なんか無かった。ただ私が交換することで問題が解消すると判断しただけだったと言うと納得してくれて仮歯を作る歯型をとってくれた。これで次回は金属が外され仮歯になる。歯科医が保障出来かねると念押ししたのは保険外だと高額になるからだ。今回はブリッジなので右側のクラウン交換の3倍の値段になる。右側の時も私は金属アレルギーか判断しかねた。長年使っているうちに歯の内側が鋭利になってしまい舌を傷つけたのかも知れないと思っていた。今回も最初は同様に考えていたが右側の時よりも症状が重く何となく金っけと言うか、口の中に金属イオンのようなものを感じる。そしてネットで調べているうちに金属アレルギーと確信するに至った。私はアクセサリーを付けないので金属アレルギーか、あまり良く判らなかった。しかし今回は右側と違って3倍もの金属クラウンなので確信を持てた。飲食後は痛みがあるので直ぐに歯磨きとマウスウォッシュをして軟膏を塗布する。飲食後の手当があるので飲食がおっくうになる。たとえ飲物だけでも水以外は雑菌のような痛みを感じるのだ。来月、金属クラウンを外したら口内炎も治癒するだろうと期待している。